訪問者/ The Visitor

はじめまして、と、言葉を交わして
とても懐かしい、君と出会う
どこかで会ったような気がしてならないのだ
思わず、君の瞳をのぞきこむ

吸い込まれるような、深い藍色
びいだまみたいな瞳の奥には
小さな宇宙が、広がっていた

予感は確信に変わる
君は、私の人生という
長い長い旅路に
突如現れた訪問者

私たちは、またこうして
出逢うことが叶ったのだと
手をとって、笑いあう

(Maiko)